主人公:匠 炎厨矢(たくみ かずや)威世海学園(いせうみがくえん)に通う一介の学生である。
早い時期から中二病を患いインターネット・エロラノベ投稿サイト『エロ小説家になりやがれ』に投稿し
エロアニメ化&ミリオンエロラノベ作家になりエロラノベ界を制覇する野望を夢見ていた。
そんなある日、

『いつまで入ってんのよっ! 馬鹿兄キっ!!』

いつものように入浴中、投稿作品のプロット考えるせいか最低2時間は入浴する炎厨矢にキレる妹。
この日も繰り返される兄と“エロ漫画家を目指す妹”の微笑ましい日常なのだが、
反省の薄い兄キの長風呂についにキレた妹。
妹が出来心で風呂釜の温度を一気にMAXまであげると、ミラクルな暴走を始める風呂釜。
パニック映画で聞くような自爆プロセスのような警告音がなり響いたかと思うと、
一瞬全てがスローモーションに見え視界がホワイトアウトしていく炎厨矢。
白い空間の中で、今までの想い出が走馬灯のように第3コーナーをまわろうとしたとき

眩しく光る出口に向かって、身体がおちていく……俺!

「どわぁぁぁぁっ!」

液体に落ちるような衝撃に気がつくと……そこは先ほどの狭い風呂とは違い、
炎厨矢と同じくらいの歳の女の子達が一糸まとわぬ姿で、圧倒的ボリュームのおっぱいを揺らしていた。
天国かと思いきや『女湯でしたっ!』というこの状況!?
よく見ると、同じ人種ではなく情緒とおっぱい溢れる異人種女の子達。
女の子達の悲鳴と共に、飛んでくるシャンプーや石鹸に混じって、
魔方円が展開してマジックアローらしきものを撃ってくる者までいる!
このあと、きっとラノベ的には裸見られて決闘を申し込まれ、クリティカルな幸運度によって決闘に勝ってしまい、
水着回で急速に好感度が上昇、ラストはベッドでラブマックスっ!
……とか、女湯から逃走しながら考える俺がそこにいた。
おおっ! 流石っ!異世界の女風呂っ! って言うか俺、また死ぬっ!

…………。
果たして炎厨矢は、このおっぱい異世界の魔法女学園を性服することが出来るのかっ!?